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体感重視で顧客とつながり強化、「コジマ×ビック 和光店」がリニューアル

2016/02/02 12:34

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 「コジマ×ビックカメラ 和光店」が1月23日、「コジマ NEW和光店」のリニューアル店舗としてオープンした。地域に根ざした従来店舗で培った信頼をさらに強化するため、体験に重きをおいた提案型の店舗に改装した。コジマのスローガンである「より快適に、より便利に、より楽しく」を体現した店づくりを目指す。

1月23日にリニューアルオープンした「コジマ×ビックカメラ 和光店」

 埼玉県・和光市の笹目通り沿いに立地する同店の店舗面積は約1900平方メートル。決して広くはないが、限られたスペースのなかで品揃えや売り方に工夫をこらす。2015年10月に「コジマ×ビックカメラ宇都宮本店」の新規オープン時に、木村一義会長兼社長が示した“地域別にカスタマイズした店づくり”という郊外型店舗の新戦略を色濃く反映する。

オープン直後。コジマの木村一義会長自ら、お客様をお出迎え

 「原点回帰」を掲げるコジマが現在注力しているのが、白物家電の販売強化だ。例えば2Fフロアの階段を上がると、すぐに目に入るのが調理家電の実演コーナー。シャープのスチームオーブンレンジやパナソニックのホームベーカリー、ネスレのコーヒーメーカーの3機種を長机一卓分とって展開していた。

 少し離れた場所ではシャープの電気無水鍋「ヘルシオ ホットクック」の実演調理も実施。店内に漂うカレーのにおいに釣られて、製品に関心を示す来店客を集めていた。

 大型店舗でよく見かける実演コーナーだが、小・中規模の店舗でここまで多数の製品を体感できるのは珍しい。通路の邪魔にならないように省スペースで展開するなどの工夫がみられる。また、見た目だけでなく匂いという五感に訴えかけながら製品をうまく提案していた。

調理家電の実演コーナー。限られたスペースを効率的に利用

 デジタル家電の売り場では、新しい価値を顧客に体感してもらうための仕かけが目立った。例えば、店内をくぐると、すぐに目に入るパナソニックの4Kビデオカメラ。入店して最初に自分の姿が映し出されるので、自然と意識してしまう効果を生む。

入店後すぐに目に入る4Kビデオカメラの展示

 「4Kは見るだけでは魅力が伝わらない。画面に映し出された自分の姿を確認することで、ここまできれいなのかと理解してもらうのが狙い」と、泉店長は説明する。4Kはテレビコーナーでもユーザー目線の売り場づくりを心掛けている。

「コジマ×ビックカメラ 和光店」の泉店長

 フルHDテレビとの画質比較だけでなく、「画面サイズが大きくて設置できないのでは……」と心配するユーザーのために、最適な視聴距離をレクチャーするパネルを設置するなど、細かい配慮が光る。これまでシームレスなつながりがなかったレコーダーも、テレビと一体化してレイアウトすることで、まとめ買いを後押しする。

細かい配慮が光るテレビコーナー

 手書きPOPの果たす役割も、製品訴求の手段としてだけではない。「ジューサーとミキサー」の違いの説明や、レコーダーを購入する際に必要となる小物の一覧など、かゆいところに手が届く情報を提示し、顧客とのコミュニケーションツールとして機能する。コジマが提唱する販売側ではなくユーザー側を主体とした「“売り場”ではなく“買い場”」という考えを実践している。

手書きPOPはユーザーとのコミュニケーションツールとしても機能

 リフォームコーナーの拡充も新戦略の一環だ。店舗の外や入口にもリフォームの扱いを大きく打ち出し「コジマがリフォームをやっている」というメッセージを強く発信している。泉店長も「家まるごとから細かい箇所の修繕までできるリフォームは、ユーザーとのつながりをさらに深めるうえで有効な手段。暮らしに密着した事業として展開していきたい」と、地域のお客との信頼強化の一手として期待を寄せる。

リフォームコーナーを拡充、店舗の外でもメッセージを発信

 郊外店舗における「コジマ×ビック」の新戦略は着実に各店舗に広がりつつある。1月だけですでに3店舗(和光店・尼崎店・豊玉店)をリニューアル。”地域密着×体感重視”の“買い場”づくりで、前期の業績不振からの巻き返しを図る。(BCN・大蔵 大輔)

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