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四川省の大学生が競うゲームソフトのコンテストGalBoa杯、受賞者決まる

2015/11/27 15:22

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 中国・四川省の大学生を対象にスマートフォン(スマホ)向けゲームの企画や開発の腕を競うコンテスト「第2回GalBoa杯」の表彰式が11月6日、四川省の省都、成都で開催された。コンテストは昨年に続き今回が2回目。企画を競う「デザイン部門」とプログラミングまで行う「開発部門」に分かれて実施された。それぞれ1等賞~3等賞、佳作、特別賞が発表され、6チーム、12個人の計32名が受賞。表彰式では最高5万元の賞金や、日本旅行などが授与された。

中国・四川省の大学生を対象にスマートフォン(スマホ)向けゲームの企画や開発の
腕を競うコンテスト「第2回GalBoa杯」で、6チーム、12個人の計32名が受賞した

 GalBoa杯は、成都サービスアウトソーシング協会が主催し、成都ウィーナーソフトの子会社、成都サービスアウトソーシングプラットフォームが共催、日本のゲーム会社GalBoaが協賛するイベント。仕掛け人は日本のゲームソフトメーカー、ガルボアの中村文彦 専務執行役員だ。「学生のピュアな発想でゲームを作ってもらい評価して表彰する。商品化できそうなものに関しては実際に商品化するという点がキモ。昨年の応募作品のうち、すでに19点の商品化を進めている」と話す。

とてもいいコンテストで、3回目、4回目と続けてほしいと語る、
成都市商務委員会サービス貿易所の彭軍 所長

 表彰式の冒頭、政府関係者の来賓として招かれた成都市商務委員会サービス貿易所の彭軍 所長が登壇。「とてもいいいコンテストだ。来年以降も3回、4回と続けてもらいたい。このゲームコンテストはゲームソフト開発に力を入れるという政府の方針に合致しており、政府の考え方が実現できた好例だ。学生が新しいアイディアをもってゲームを開発し商品化につなげるところがすばらしい。先生方には、学生自身でうまくいかない部分を助けていただきながら、今後の育成にも尽力していただきたい」と挨拶した。

今回、成都の大学だけでなく、四川省全体の学校に対象範囲を拡大したと語る、
成都サービスアウトソーシング協会の徐潔 秘書長

 続いて、主催する成都サービスアウトソーシング協会の徐潔 秘書長が「第2回GalBoa杯」を総評した。「4月にスタートし7か月半以上かけた長いプロジェクトだった。今回、成都の大学だけでなく、四川省全体の学校に対象範囲を拡大。参加校の目標は全部で25校だったが、最終的には30校が参加した。単にソフトを評価し、表彰するだけでなく、実際に投資して商品化するという点がユニーク。政府、学校、学生が皆感心している。ガルボアのおかげもあって、ハイレベルなプラットフォームができあがり、学生のチャンスが生まれた」と話した。

 さらに、共催の成都サービスアウトソーシングプラットフォームの総経理で成都ウィーナーソフトの陳鋳 副総裁が挨拶で登壇。「1回目だけでなく2回目も連続して実施できたことが光栄だ。学生や学校から、いい作品は本当に商品化できるのか、本当に日本に行けるのかなどと興味津々に聞かれる。とても関心が高い。昨年の作品が近くリリースできる予定でとてもうれしい。コンテスト開催にあたって、成都の政府からあたたかい支援をいただいているので、恩返しとして、是非ゲームの制作を通じてゲームソフト市場を活性化していきたい」と話した。

GalBoa杯は新人育成と商品化と市場活性化が果たせるメリットが多いコンテストと語る、
ガルボアの中村文彦 専務執行役員

 ガルボアからは、中村文彦 専務執行役員がコンテストの狙いやゲーム作品の商品化などについて説明した。「コンテストの目的は、学生のオリジナリティや独創性を引き出すこと、新人育成、そして作品の商品化だ。さらに商品化する作品を成都市のゲーム会社に開発委託も行う。まさに一石四鳥のメリットが多いコンテストだ。受賞にかかわらずガルボアが商品化に適すると判断した作品を候補としてリストアップ。実際に作者に会って細部を詰め、商品化を進めていく。商品化したゲームは、日本語・英語という形で全世界に発信していく。来年も3回目のコンテストを実施する予定。テーマを、社会に役立つゲームやアプリと、少し広げ敷居を下げたい」と話した。

デザイン部門で特別賞を受賞した、四川大学の王凱さん

 今回の受賞したのはデザイン部門が11作品で、4チーム7個人の計21名。開発部門が7作品で、2チーム5個人の計11名だった。主な受賞作品は次の通り。デザイン部門では、成都工業学院、チームidea達人の作品で「私の世界撮影」が1等賞を受賞。審査員から「パズルのようなゲームで民族音楽や異国情緒にあふれる作品」と評価され受賞した。特別賞は四川大学の王凱さんの「王者対決」。「チェスのコマをキャラクターとして収集するゲーム。システムが複雑で重厚な内容。アイデアが面白い」と評価された。

開発部門で特別賞を受賞した、成都東軟学院の任世寛さん。
昨年のデザイン部門の特別賞に続き2年連続の受賞

 開発部門では、成都東軟学院、盧昊夫さんの「笑うな」が1等賞を受賞。「パズルゲームだが従来のものと違い革新的。ブロックの色も重力センサーもクリエイティブ。しかも遊び方が簡単でステージが多い」と評価された。特別賞は成都東軟学院の任世寛さんの作品「芳ちゃん」。「操作性の良さとレベルデザインの良さで意外と遊べる。荒削りだが、細部を修正すれば面白いゲームになりそう」と評価された。

「第2回GalBoa杯」の表彰式は、四川省・成都のホテルFollk Innで
およそ150名の参加者を集めて開催された

 特別賞を受賞した王凱さんと任世寛さんの2名には日本旅行が贈られ、「BCN ITジュニア特別賞 2016」の候補としてノミネートされた。2016年1月29日に開催される「BCN AWARD 2016/BCN ITジュニア賞2016」表彰式で発表される。任世寛さんは2014年に開催された「第1回GalBoa杯」のデザイン部門で特別賞を受賞しており、2年連続で受賞した。(BCN 道越一郎)

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