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第4世代より好調、「iPad Air」Cellularモデルで売れているキャリアはソフトバンク

2013/11/06 20:51

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 約1年ぶりにモデルチェンジした「iPad」と「iPad mini」。オリジナルの9.7インチ「iPad」は、より薄く、より軽い「iPad Air」に進化し、7.9インチの「iPad mini」には、高精細ディスプレイを搭載した「iPad mini Retinaディスプレイモデル」が加わる。画面サイズと解像度以外、スペック面の差はなく、名称こそ違うものの、サイズ違いのバリエーションとみていいだろう。

 iPadは、主に自宅やオフィスなどの室内で使うWi-Fiモデルと、通信機能を備え、スマートフォンと同じように使えるWi-Fi + Cellularモデルの2タイプに分かれる。最近は、Wi-Fiモデルが主流だが、本体の大幅な軽量化(iPad Air)や、LTEのサービスエリア拡大・高速化によって、外出先でより快適に利用できるようになったことでCellularモデルに目を向ける人が増えそうだ。さらに、スマートフォンとセットで利用すれば、最大2年間、タブレット側のパケット定額料が月額1050円になる新たな料金プランが登場し、このプランを選べば、ネックだった料金面の負担も減る。小型の「iPad mini」を含め、今までよりCellularモデルの人気が高まっていく可能性を感じる。

より薄く、軽くなったiPad Air

より薄く、軽くなったiPad Air

 そこで今年は、「iPad」のCellularモデルに注目していきたい。まずは、11月1日発売の「iPad Air」について、家電量販店の実売データ「BCNランキング」をもとに、「iPhone 5s/5c」と同様、発売後3日目までのキャリア別販売台数シェアを集計した。なお、Wi-Fiモデルを含む「iPad Air」全体の売れ行きに関しては、「iPad mini Retinaディスプレイモデル」の発売後、両者を比較するかたちで改めて取り上げる。

「iPad Air」のCellularモデルはソフトバンクが6割以上を占める



 「iPad Air」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」のWi-Fi + Cellularモデルは、ソフトバンクモバイルとKDDI(au)が販売する。同じiOSを搭載したアップル製スマートフォン「iPhone 5s/5c」とは異なり、ドコモは取り扱わない。2010年発売の初代から第3世代iPadまでは、国内ではソフトバンクモバイルの独占販売だったが、12年11月発売の「第4世代iPad/iPad mini」以降、2キャリアが取り扱っている。

 「BCNランキング」によると、Wi-Fiモデルを含めた発売後3日間(2013年11月1~3日)の「iPad Air」の販売台数は、前機種「第4世代iPad」の発売後3日間の2.9倍。Cellularモデルに限っても、「第4世代iPad」の1.9倍に達した。「Nexus 7」や「iPad mini」の登場以来、売れ筋が7インチにシフトしている点を差し引くと、まずまずの滑り出しといっていいだろう。

 「iPad Air」全体の14.3%を占めたCellularモデルのキャリア別販売台数シェアは、ソフトバンクモバイルが61.9%、auが38.1%。およそ6対4の比率で、ソフトバンクモバイルのほうが多く売れていた「第4世代iPad」と傾向は変わらなかった。これまで培ってきたイメージやネットワークの品質、スマートフォンとのセット料金プランなどが評価されたのだろう。容量・カラーによっては、iPhone同様、在庫切れ・入荷待ちとなっていたようだ。また、LTEに対応していない「第3世代iPad」以前の「iPad」のCellularモデルから「iPad Air」のCellularモデルに買いかえる場合、3GからLTEへの切り替えとなるので通信速度や処理スピードは格段に速くなり、メリットは大きい。


iPad Air Wi-Fi + Cellularモデル
容量・カラー別 販売台数構成比
単位:%
容量
  全体 SoftBank au
16GB 27.4 26.8 28.4
32GB 41.1 44.9 35.0
64GB 19.8 15.0 27.5
128GB 11.7 13.2 9.1
カラー
  全体 SoftBank au
シルバー 56.4 59.3 51.8
スペースグレイ 43.6 40.7 48.2
「BCNランキング」 日次合算<最大パネル>

iPhoneとのセット利用で最大2年間、月額1050円で利用できる新プランに注目!



 auは、スマートフォンとタブレットを合わせて月間9GBのデータ容量を分け合うことができる「データシェア」サービスを2014年6月に開始する予定。タブレット側の通信料金は最大2年間、月額1050円になる。これに先立って開始した「先取り!データシェアキャンペーン」に申し込むと、「データシェア」開始まで、スマートフォンとタブレットそれぞれで7GBまで利用できる。ソフトバンクモバイルも、同様に最大2年間、パケット定額料月額1050円で「iPad」を利用できる「タブレットセット割」を開始した。14年5月までは、auと同じく、「iPad」単体で月7GBまで利用できる。スマートフォン、タブレットともにそれぞれ上限7GBまでの定額プランに加入する従来のスマートフォンとのセット割引より、端末代を含めた2年間のトータル費用は安くすむ。

 経済的理由から「iPad」のWi-Fi + Cellularモデルを諦め、Wi-Fiモデルを選んだ人や、「iPhone」だけにとどめていた人が、新たに加わったこの割引プランを「安い」「おトク」と評価すれば、今後、Cellularモデルは伸びていくはず。反対に、この料金設定でも「高い」と判断する人が多ければ、主流はこれまで同様Wi-Fiモデルのままだろう。「iPhone」の売れ行きにも少なからず影響を及ぼすかもしれない。(BCN・嵯峨野 芙美)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。

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