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BCNがPC・デジタル市場を概観、「価格」より「価値」のプレミアム市場が到来

2013/09/20 15:14

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 BCNは、9月19日、記者発表会を開催し、全国の家電量販店・ネット販売店の実売データを集計したBCNランキングのデータをもとに、PC・デジタル家電市場の最新動向と今後の展望について解説した。テーマは、「4Kは日本に根付くのか――プレミアム化進むデジタル家電の現状」。

 「価格」より「価値」のプレミアム市場が到来する――。安価な製品を大量に販売する流れから、価値のあるプレミアム製品を伸ばして収益を確保する流れができつつあるという。BCNの道越一郎アナリストは、「高価な製品が伸びている例が散見される。その代表格が4Kテレビだ。平均単価もインチ単価もまだまだ高く、4K向けコンテンツもほとんどないが、それでも市場を形成しつつある。4Kがプレミアム市場をけん引する可能性が高い」と説明した。薄型テレビは、販売金額の前年同月比が25か月ぶりにプラスに転換。4Kをはじめとするプレミアム製品群の好調が寄与した。


 4Kテレビの販売台数はまだ全体の0.7%に過ぎないが、50型以上では7.2%を占め、販売金額では2割の水準にまで達している。メーカー別の販売台数シェアをみると、今年4月以降にソニーが急伸し、8月には69.9%のシェアを握っている。

 道越アナリストは、「地上デジタル放送の開始を受けて、薄型テレビが販売のピークを迎えた2010~11年から約7年が経過する2016年頃に4Kテレビの普及が進む。東京五輪の2020年には4Kがあたりまえになる」と予測。2020年には薄型テレビの販売台数の4割が4K対応になる見込みだ。


 デジタルカメラのプレミアム要素は、大型のセンサ。デジタルカメラ全体に占める大型センサ搭載モデルの割合は、すでに販売台数で3割、販売金額で7割の水準に達している。1/1.7インチ以上のセンサを搭載したカメラが急速に販売を伸ばし、前年同月比で約6割増と好調。この勢いはこれからも続きそうだ。


 PCでは、変形型、タッチ、高精細がプレミアムを表すキーワード。タブレットのように利用できる変形タイプのノートPCが、高価格ながら伸びている。同じく価格が高いタッチパネル搭載モデルの販売台数比率も3割を突破した。高精細のフルHDパネル搭載モデルは少しずつ増えている状況で、11~14インチで1割の水準にまで拡大した。


 2012年夏頃から販売台数に頭打ち感が漂いだしたスマートフォンは、家電製品との連携がプレミアムになる。最近は、カメラや時計、眼鏡、冷蔵庫など、スマートフォンの処理能力を利用したユニークなデザインが登場。PC周辺機器も、スマートフォンと連動するものがプレミアムモデルとして受け入れる可能性が高い。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。なお、記事中の平均単価はすべて税抜きの金額です。

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