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「Windows 8」と「Windows 7」を比較 レノボのPCで使い勝手を試した

2012/12/18 11:01

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 マイクロソフトの新OS「Windows 8」の発売から2か月となる。家電量販店の店頭には、「Windows 8」搭載のPCがズラリと並んでいる。しかし、旧OS「Windows 7」搭載のPCを併売している光景をよく見かける。年末年始の商戦期に合わせてPCの購入を検討している人のなかには、バリバリの新OS搭載製品と使い慣れたOS搭載製品のどちらを選べばよいか、迷っている人もいるだろう。そこで、それぞれのOSを搭載した同スペックのノートPCで、使い勝手を比較した。

「Lenovo G580」。左が「Windows 7」モデル、右が「Windows 8」モデル

コストパフォーマンス抜群の「Lenovo G580」で試す



 今回、比較のために選んだノートPCは、1366×768ドットの15.6型HD液晶を備えたレノボの「Lenovo G580」。CPUは第3世代インテル Core i5-3210M(2.50GHz)で、標準搭載メモリは8GB、HDDは500GB、DVDスーパーマルチドライブを搭載したベーシックタイプのノートPCだ。

15.6型HD液晶を搭載。キーボードは10キーつきのアイソレーションタイプ

 「G580」は、ベーシックタイプでありながら、すぐれたバッテリ管理機能を備えていて、消費電力を抑えた「パワー・セーバー」、高い処理能力を発揮する「ハイ・パフォーマンス」、その両者をうまく釣り合わせた「バランス」という三つのモードを自由に切り替えて使うことができる。最大容量の80%まで急速充電できる充電機構で、バッテリの寿命を長もちさせるうえでも効果が高い。ここまでバッテリ管理に気を配っているノートPCは、ベーシックタイプでは貴重な存在だ。

 コストパフォーマンスの高さも魅力の一つだ。「BCNランキング」の2012年11月データによると「Windows 8」搭載PCで、CPUにCore i5、15.6型液晶を搭載したノートPCの平均単価は9万円前後。「G580」の「Windows 8」モデルは店頭で5万円台で手に入れることができる。

 そのレノボ「G580」で、OSに「Windows 8 64bit版」を搭載した「2689MFJ」と、「Windows 7 Home Premium Service Pack 1 64ビット版」を搭載した「26897MJ」を用意して、OSの違いによる使い勝手を比べた。OS以外は、まったく同じスペックだ。

起動わずか20秒! 圧倒的に速い「Windows 8」



 まず比べたのが、PCの起動速度。「Windows 8」は、電源オフ状態からのPCの起動が驚くほど速くなった。しかし「Windows 7」のレノボのPCは、レノボがマイクロソフトと共同で開発した独自の起動高速化機能「Lenovo Enhanced Experience 3 for Windows 7」(EE3)を搭載しているので、一般の「Windows 7」搭載PCに比べると約40%も起動が速くなっている。それでは「EE3」搭載の「Windows 7」PCと比べて、「EE3」を搭載していない「Windows 8」PCの起動は速いのだろうか? ストップウォッチを片手に実測した。

 「Windows 7」PCは、電源オンと同時にストップウォッチをスタートし、デスクトップ画面を表示して起動音が鳴り終わったところでストップウォッチを止めた。カーソル横にはまだリングマークが出ているので、実際にPCを操作するにはさらに数秒を要するものと思われる。

 「Windows 8」PCは、電源オンと同時にストップウォッチをスタートし、新しいユーザーインターフェース「タイル」を採用したスタート画面を表示して、カーソル横のリングマークが最初に消えた瞬間でストップウォッチを止めた。この状態からすぐにPCの操作が可能だ。

 10回計測して、最も遅かったときで「Windows 7」が1分38秒80、「Windows 8」が29秒59、最も速かったときは「Windows 7」が56秒54、「Windows 8」が18秒36だった。平均時間は「Windows 7」が1分07秒34、「Windows 8」が20秒81だった。「Windows 8」PCは、「EE3」を搭載した「Windows 7」PCのおよそ3分の1の時間で起動が完了した。

「Windows 8」と「Windows 7」の起動時間の比較
  最遅 最速 平均
Windows 7
(26897MJ)
1分38秒80 56秒54 1分07秒34
Windows 8
(2689MFJ)
29秒59 18秒36 20秒81

 しかも「Windows 8」PCは、10回のうち最初の2回は、起動に25秒以上かかったが、3回目からはずっと20秒を切っていて、コンスタントに最速起動を実現した。「Windows 8」は、「ハイブリッドモード」というこれまでにない起動方式が採用しているが、その効果は絶大だ。

 さらに起動だけでなく、すべての操作において「Windows 8」PCはキビキビしている印象だった。PCのスペックは同じなのに、OSが「Windows 8」だと全体のパフォーマンスがアップしたように感じられた。

「Windows 8」はバッテリ駆動も少しだけ延びた



 次にバッテリ駆動時間を比べた。「Windows 8」は、バッテリの駆動時間が「Windows 7」よりも延びたというが、実際のところはどうなのだろうか。

 「Windows 7」PC、「Windows 8」PCの両方とも、画面輝度を最大に設定し、スリープ機能などをすべてオフにしたうえで、バッテリ満充電の状態で電源プラグを外して10秒ごとにキー入力、60秒ごとにInternet Explorerでウェブサイトにアクセス、という操作を繰り返してバッテリ消費の推移を追った。もちろん、どちらのPCもバッテリは新品状態である。

 バッテリ残量が50%になったときの駆動時間は「Windows 7」が1時間44分、「Windows 8」が1時間36分だった。バッテリ残量低下で強制スリープに入る直前までの駆動時間は、「Windows 7」が2時間43分、「Windows 8」が2時間56分と、わずかだが「Windows 8」PCのバッテリ駆動時間が長かった。

「Windows 8」と「Windows 7」のバッテリ駆動時間の比較
  起動してから、バッテリ残量が50%になるまで 起動してから、バッテリ残量低下で強制スリープになるまで
Windows 7
(26897MJ)
1時間44分 2時間43分
Windows 8
(2689MFJ)
1時間36分 2時間56分

 興味深いのは、バッテリが残量50%になるまでの駆動時間は「Windows 7」PCのほうがわずかに長いのに、その後、強制スリープになるまでの駆動時間は、逆に「Windows 8」PCのほうが長くなっていることだ。バッテリ残量が減ってきてからの電源の使い方が、「Windows 8」のほうがうまくできているということだろう。バッテリ残量を気にしながらPCを使うようなモバイルユースでは、少しでも駆動時間が延びる「Windows 8」はありがたい。

 付言しておけば、6セルバッテリを搭載する「G580」の標準的なバッテリ駆動時間は、約5.4時間。今回のテストは画面輝度を最大にしたまま、ウェブサイトへのアクセスなどを頻繁に繰り返したことで、標準よりもかなり短くなった。

Windows 8入門モデル「Lenovo G580」は安心しておすすめできる!



 レノボは、日本だけではなく、世界でPCやタブレット端末を展開している世界的メーカーだ。米調査会社のGartnerによると2012年7~9月の第3四半期の世界PC市場では、レノボの出荷台数シェアが15.7%となり、15.5%のHPを抜いて世界1位となった。また、今年誕生20周年を迎えるビジネス向けPC「ThinkPad」シリーズが代表するように、しっかりした商品開発力をもったメーカーでもある。

 国内の取り組みでは、2011年1月、日本の老舗PCメーカー、NECとPC事業で提携を結んだ。それにより、日本国内の電話サポート受付窓口業務を、提携先のNECパーソナルコンピュータに移管。NECが長年培ってきたサポートノウハウをフルで生かしているので、レノボユーザーはしっかりしたサポートを受けることができる。

 すでに「Windows 8」時代の幕は上がった。これから使うPCは「Windows 8」搭載モデルを選びたい。高いコストパフォーマンス、ワールドワイドの高い商品開発力、日本老舗PCメーカーの手厚いサポートを受けられるレノボのPCは、間違いなくおススメのPCだ。(フリーライター・榎木秋彦)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。

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