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<続報>「iPhone 4S」キャリア対決、発売2週目はauがシェア59.5%でソフトバンクを引き離す

2011/10/27 23:45

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 10月14日に発売されたアップルの最新スマートフォン「iPhone 4S」の売れ行きが、引き続き好調だ。日本では、ソフトバンクモバイル(SoftBank)とKDDI(au)の2社が、それぞれ容量の異なる3モデルを販売。BCNでは、「BCNランキング」の集計の際、キャリア・容量ごとに6機種に分けてカウントしている。このため、週間携帯電話ランキングでは、2週連続で1位から6位まで同じiPhone 4Sが並び、従来型の携帯電話、国内メーカー製の端末がトップ10内から姿を消すという異例の事態となっている。

→発売第1週目の売れ行きに関する記事はこちら

ソフトバンクモバイルとKDDIの2社が販売する「iPhone 4S」
(写真はau版のホワイト)

予約受付中のソフトバンク、店舗によっては「在庫あり・当日渡しOK」のau



 ソフトバンクモバイルのiPhone 4Sは、10月14日の発売以来、入荷待ち・予約受付中の品薄状態が続いている。量販店だけではなく、街の携帯電話専門ショップでも同様のようだ。全国的に品薄・品切れで、基本的に「予約しなければ買えない」と思っていたほうがいい。1店舗あたり、少ないところで30人、多いところでは100人を超える予約者を抱え、「(今から予約して)いつ渡せるのかはわからない」(携帯電話ショップ店員)という。こうした状況は過去のiPhone発売時や、昨年冬のAndroid搭載スマートフォンの発売ラッシュ時にも発生しており、ある意味、予想通りといえるだろう。


 一方、auのiPhone 4Sは、地域や店舗にもよるが、先週の時点では予約なしで購入できるケースが多かったようだ。KDDIは、当初iPhone 4Sを取り扱うauショップを一部に限定し、量販店を販売の中心に据えた。その結果、取り扱いのある店舗では、在庫に若干の余裕が生じたようだ。対して、ソフトバンクモバイルは、最初からほぼすべてのソフトバンクショップで取り扱い、全国どこからでも買えるオンラインショップでも注文を受け付けたため、全店レベルで品薄に陥ってしまった。

 KDDIは、10月28日からauショップ全店でiPhone 4Sの取り扱いを開始する。オンライン販売の有無以外はソフトバンクモバイルとほぼ同じ条件になり、同様に品薄となる可能性がある。こうした状況を踏まえたうえで、数字をみていこう。

 なお、あくまでも「量販店の実売データ」である「BCNランキング」にもとづくもので、アップル直営店やキャリアのショップなど、すべての販売店を網羅した数値ではない点はあらかじめお断りしておく。また、販売状況は日々変わっており、地域差・店舗差も大きい。在庫の有無や入荷までの期間などは、実際に店舗に行ったり、電話で問い合わせたりして確認してほしい。

前週に引き続き、「iPhone 4S」が1位から6位まで独占! 1位はau版32GB



 量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、iPhone 4S発売2週目に当たる、10月第3週(2011年10月17~23日)の携帯電話全体の販売台数1位は、「iPhone 4S」au版の32GB、2位は「iPhone 4S」au版の16GB、3位は「iPhone 4S」SoftBank版の16GBだった。1位から6位まで「iPhone 4S」が並んでいる点は前週、10月第2週(10月10~16日)と同じだが、前週1位だった「iPhone 4S」のSoftBank版の64GBが6位に後退するなど、順位はがらりと変わった。1位をはじめ、同じ容量同士を比べると、すべてau版がSoftBank版を上回っている。

携帯電話 販売台数シェア トップ20<全キャリア合算>
(集計期間2011年10月17日~10月23日)
順位 前週順位 キャリア メーカー 品名 型番 販売台数
シェア(%)
1 2 au アップル iPhone 4S 32GB(au) iPhone 4S 32GB(au) 10.4
2 6 au アップル iPhone 4S 16GB(au) iPhone 4S 16GB(au) 8.0
3 5 SoftBank アップル iPhone 4S 16GB(SoftBank) iPhone 4S 16GB(SoftBank) 6.8
4 3 au アップル iPhone 4S 64GB(au) iPhone 4S 64GB(au) 6.6
5 4 SoftBank アップル iPhone 4S 32GB(SoftBank) iPhone 4S 32GB(SoftBank) 5.9
6 1 SoftBank アップル iPhone 4S 64GB(SoftBank) iPhone 4S 64GB(SoftBank) 4.3
7 11 SoftBank アップル iPhone 4 32GB iPhone 4 32GB 3.7
8 7 NTTドコモ SAMSUNG(サムスン電子) GALAXY S II SC-02C 3.5
9 8 NTTドコモ ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ Xperia acro SO-02C 3.4
10 9 SoftBank アップル iPhone 4 16GB iPhone 4 16GB 3.1
11 10 au ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ XPERIA acro IS11S IS11S 2.6
12 12 NTTドコモ パナソニック モバイルコミュニケーションズ P-07B P-07B 2.0
13 13 NTTドコモ シャープ SH-11C SH-11C 1.7
14 14 NTTドコモ 富士通 らくらくホン ベーシック3 F-08C 1.6
15 15 NTTドコモ パナソニック モバイルコミュニケーションズ P-06C P-06C 1.4
16 20 SoftBank ZTE みまもりケータイ 005Z 1.2
17 16 NTTドコモ NECカシオモバイルコミュニケーションズ MEDIAS WP N-06C 1.2
18 17 NTTドコモ 富士通 F-12C F-12C 1.2
19 18 NTTドコモ ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ Xperia ray SO-03C 1.0
20 24 au 京セラ 簡単ケータイ K010 0.9
「BCNランキング」2011年10月第3週 週次<最大パネル>

 キャリアごとに別の機種とみなすと、auの「iPhone 4S」がシェア25.0%で1位、ソフトバンクの「iPhone 4S」がシェア17.0%で2位となり、3番手にシェア6.8%でソフトバンクの「iPhone 4」が続く。価格の安さ、入手のしやすさから、あえて前機種の「iPhone 4」を選んだ人も少なからずいたようだ。10月第3週の「iPhone 4S」の総販売台数は、前週の6割程度に減少し、それに伴って、「iPhone 4S」のシェアは前週の53.7%から41.9%へダウンした。それでも他の機種に比べると、ケタ違いの売れ行き、驚異的なシェアの高さだ。

キャリア別シェアはauがソフトバンクを逆転、累計でも上回る



 「iPhone 4S」に限ってキャリア別のシェアを集計すると、auが6割近い59.5%を占め、ソフトバンクは40.5%にとどまった。発売直後3日間のデータを集計した10月第2週は、ソフトバンク51.7%、au48.3%で、ほぼ半々だった(詳しくは<「iPhone 4S」キャリア対決、ソフトバンク51.7%、au48.3%でほぼ互角のスタート>を参照)。しかし、わずか1週間で状況は一転し、10月第3週は、auが19.1ポイントもの大差をつけ、優勢になった。

「iPhone 4S」限定ランキング
(集計期間2011年10月17日~10月23日)
順位 キャリア 品名 容量 販売台数
シェア(%)
1 au iPhone 4S 32GB(au) 32GB 24.8
2 au iPhone 4S 16GB(au) 16GB 19.0
3 SoftBank iPhone 4S 16GB(SoftBank) 16GB 16.3
4 au iPhone 4S 64GB(au) 64GB 15.8
5 SoftBank iPhone 4S 32GB(SoftBank) 32GB 14.0
6 SoftBank iPhone 4S 64GB(SoftBank) 64GB 10.2
「BCNランキング」2011年10月第3週 週次<最大パネル>

 前述の通り、ソフトバンクとauの在庫状況には差があり、この1週間、ソフトバンク側は、新規の予約を受け付けながらこれまでの予約者に端末を引き渡すだけの状況だったようだ。最初の週末を乗り切った後の在庫切れが響き、週次集計だけではなく、累計でもソフトバンクはauに逆転を許してしまった。10月23日までの累計では、au52.5%に対し、ソフトバンク47.5%と、auがソフトバンクをわずかながら上回っている。ただ、10月24日以降は、ソフトバンクが盛り返しており、日ごと、週ごとにシェアの値が大きく変動する状態が続きそうだ。


 アップルのiPhoneはワールドワイドで展開する人気機種で、世界中のキャリアで端末の取り合いになっているという。今のところ、モデルやキャリアのシェアの差は、人気の差というより、集計対象店舗の在庫状況に左右されている印象が強いが、「買いやすさ」「手に入れやすさ」という点に限ると、新参のKDDIのほうが、現時点では一歩リードしている感がある。今後のシェア争いの行方が、ますます面白くなってきた。(BCN・嵯峨野 芙美)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。 

2011.11.11追記:続報を掲載しました。

・スマートフォンが携帯電話の月間販売台数の7割に、「iPhone 4S」効果で占有率が上昇

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