出張の多いビジネスマンが支持、認知拡大で契約数は上昇中
ビックカメラ有楽町店本館では、「モバイルWiMAX」の認知度が上がり始めていること、またWiMAX経由でインターネットにアクセスするWi-Fiルータ、WiMAXモジュール内蔵のPC、データ通信カードなどのWiMAX製品の広がりを見越して、5月に「BIC WiMAX SERVICE」専用コーナーをPC売り場(5階)に設けた。コーナーには、WiMAXによってインターネットにつなげたPCを設置。そのスピードを体感できる。加えて、6月にオリジナル商品として「BIC WiMAX SERVICE」専用のWiMAX Wi-Fiルータ「URoad-7000(WiMAX Speed Wi-Fi)」を発売したことで、「6月は、5月に比べて契約数が約300件増えた」(立切主任)という。
ビックカメラ有楽町店本館 5階の「BIC WiMAX SERVICE」専用コーナー
立切主任は、「通信速度の速さに加え、契約から30日を過ぎると解約金がかからないこと、Wi-FiルータなどのWiMAX製品をもっていれば、いつでも再契約できるなどの手軽さが、出張の多いビジネスマンに受けている。また、Wi-Fiルータなら、PCに加えて、ゲーム機や携帯オーディオなど、複数のWi-Fi機器をインターネットに接続できるので、固定回線として契約する一人暮らしの学生も多い」と語る。
5階 Windowsコーナーの立切達也主任
通信サービスを契約するとき、ユーザーが一番気にすること、それはやはり対応エリアだ。「データ通信が高速で料金が安いという特徴は、CMの効果もあってユーザーに広まってきているが、まだまだエリアが狭いという印象をもっている人は多い」と、立切主任は語る。
実際には、現在WiMAXの基地局は9000局を突破。法令指定都市と全国の主要都市をカバーしている。「それでも実際に使えるか心配」というユーザーには、「『モバイルWiMAX』対応のデータ通信カードを15日間貸し出し、サービスを無料で体験できるサービス『Try WiMAX』を利用してもらうことで、納得してからご契約していただいている」(立切主任)という。
ビックカメラは、7月31日までに「BIC WiMAX SERVICE」の「BIC定額」に申し込むと、7、8月分の月額基本料が0円、10年9月から11年7月までの月額基本料が3780円になるなどのキャンペーンを展開中だ。「ビジネスマンだけでなく、より一般ユーザーの獲得を目指している」(立切主任)。
ビックカメラ有楽町店本館ではWi-Fiルータが人気
では、WiMAX機器としてはどの製品が売れているのだろう。ビックカメラ有楽町店本館で一番契約数が多いのは、「URoad-7000」だ。同社は現在、「BIC定額」プランに申し込んだユーザーは、通常1万8600円の「URoad-7000」を4800円で購入できる期間限定のキャンペーンを実施している。このキャンペーンの影響が大きいようだ。
URoad-7000
このほか、「半々くらいの割合で、WiMAXモジュール内蔵PCとデータ通信カードが売れている」(立切主任)という。「ビジネスマンが契約することが多く、PCでは特にパナソニックの製品が人気だ」(同)。
WiMAXモジュール内蔵のパナソニック「Let'snote S9」
UQコミュニケーションズでは、10年度中に基地局数を1万5000局まで拡大し、2012年度末までには人口カバー率で90%までもっていく考えだ。通信速度についても、2012年のリリースを目標に、現在採用するIEEE 802.16eを高度化したIEEE 802.16mの開発を進めている。これによって、12年には下り最大330Mbpsの通信速度を実現するとしている。
サービス開始当初の対応エリアは、東京23区、横浜、川崎、名古屋・京阪神などに限られていた。1年経った今、対応エリアは大きく広がり、「モバイルWiMAX」は“使える”サービスに成長した。今後さらにエリアが拡大し、通信速度がより高速になれば、ビジネスマンだけでなく、外出先でインターネットを利用する人すべてに欠かせないサービスとなりそうだ。(BCN・武井美野里)
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