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ミニプロジェクターに第二の波、“ちょいデカモデル”が牽引(2/2)

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2010/03/15 11:32

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税別の平均価格は3万4000円、金額ベースの底上げが課題



ミニプロジェクター(重さ1kg未満) シリーズ別販売台数シェア トップ5
順位 メーカー シリーズ 投影方式 重さ(g) 発売月 販売台数シェア(%)
1 加賀コンポーネント KG-PL011S DLP 800 2009/11 20.2
2 住友スリーエム MPro110 LCOS 160 2008/11 16.5
3 Optoma PK101 DLP 120 2008/12 11.3
4 加賀コンポーネント KG-PL105S DLP 780 2008/10 7.9
5 住友スリーエム MPro120 LCOS 150 2009/08 7.6
※オレンジは重さ500g以上1kg未満のモデル
「BCNランキング」10年2月 月次 <最大パネル>

 ここで、カラーバリエーションを合算したシリーズ別の2月の売れ筋モデルをみていこう。1位は加賀コンポーネント「KG-PL011S」で20.2%。加賀コンポーネントは、08年10月に780gの「KG-PL105S」を発売し、「KG-PL011S」はその後継機だ。重さは800g。「500g以上1kg未満」のモデルがトップに立った。

加賀コンポーネントの「KG-PL011S」、住友スリーエムの「MPro110」

 2位は、重さは160gの住友スリーエム「MPro110」で16.5%、同社は重さ500g未満のモデルをいち早く製品化し、「MPro110」はその最初のモデルとなる。2世代目として「MPro120」を09年8月に発売、10年3月には3世代目「MPro150」を発売したばかりだ。1位と2位の製品に共通するのは、どちらもそれぞれの重量帯で最も早く登場したメーカーの製品だということ。他社よりも早くユーザーに提供したことで製品やメーカーの認知度が高まり、人気を集めたといえる。


 直近1年間のプロジェクター市場全体の動向を概観すると、09年前半は販売台数・金額とも低迷し、前年割れの状況だった。しかし、09年9月には台数ベースで前年同月比111%とプラスに転じる。さらに盛り上がりをみせたのは11月で、台数で142.5%、金額で100.1%に達した。それ以降も、台数では110%前後で推移している。一方、金額ベースではそれほど底上げできずにいる。ミニプロジェクターに関して言えば、税別の平均価格が3万4000円程度(2月)で、全体の8万1000円(同)の半分以下。単価が低く、市場全体に影響を与えるのは難しい。


 ミニプロジェクターは前述のように多彩な製品が登場してきたことで、プライベートとビジネス、それぞれで使える選択肢が広がってきた。現在、重さでの差異化は難しくなっており、今後は画質や操作画面など性能の向上、そして価格が普及を左右するとみられる。また、新規のユーザーを開拓するには、通常のプロジェクターとは異なる利用シーンを、店頭や各種媒体で具体的に提示していくことが不可欠だろう。(BCN・井上真希子)

 *「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで127品目を対象としています。
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  • 重さ300g未満のミニプロジェクター
  • 重さ500g以上1kg未満のミニプロジェクター
  • 加賀コンポーネントの「KG-PL011S」、住友スリーエムの「MPro110」
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