操作性を高める新機能――外部ソフトいらずのメール送信など
このほか、FileMaker Proには、データの閲覧・入力を行う「ブラウズ」、指定した条件に一致するデータを探し出す「検索」、ブラウズモードの画面デザインを加工する「レイアウト」、データを帳票として印刷・エクスポートするときの確認を行う「プレビュー」という4つのモードを揃える。このうち最も利用頻度が高いと考えられるのは、データ入力に使うブラウズモードだ。
ダイナミックレポート機能によって、ブラウズモードで入力したデータがすぐに集計結果に反映する
FileMaker Pro 10の新機能「ダイナミックレポート」は、ブラウズモードの使い勝手を向上したもの。同モードで入力したデータの内容を直接集計結果に反映するので、プレビューモードとブラウズモードを行き来してデータを確認・修正する必要がない。
また、メール送信も便利な新機能の一つだ。従来のバージョンでは、外部メールソフトで送信しなければならなかったが、FileMaker Pro 10は直接SMTPプロトコルを扱えるようになり、ダイレクトにメールを送信できるようになった。メールソフトとの相性問題を考慮する必要がなくなり、メール送信の利便性が向上した。顧客データベースに蓄積したアドレスあてにメールマガジンを一括送信する、といった処理がスマートに処理できるようになったのだ。
外部メールソフトを使わずに直接メールを送信できる
このように、FileMaker Pro 10は表計算ソフトの移行に便利な機能を豊富に備える。OracleやMySQLなど外部SQLデータソースを参照するといった、エンタープライズ向けRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)との接続も可能で、企業で活躍する拡張性を十分確保している。オンラインストアの価格が、Mac/Windows両対応のダウンロード版(9クライアントまで同時接続可能)で3万9900円という価格も、表計算ソフトからの移行を検討するユーザーには手頃といえるだろう。(ライター・海上 忍)
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