ここで1月の売れ筋モデルをチェックしよう。1位はキヤノンのフラットベッド型、CanoScan LiDE「CSLIDE 200」が販売台数シェア15.1%だった。付属のスタンドを使えば、横置きに加え、本体を縦置きにした状態でスキャンでき、机上に置いてもスペースを取らない。USBバスパワーで駆動するので、ACアダプタが不要だ。市場推定価格は1万円。
※文字色がオレンジ色の製品はシートフィード型
2位はPFUのシートフィード型モデル、ScanSnap「FI-S1500」が11.8%でランクインした。文書内のキーワード検索やキーワードによる自動仕分け、マーカーで囲んだ部分を切り出すなど、PDFにした後の書類整理がしやすい豊富な機能を備える。同月のスキャナ全体の税別の平均価格は2万2200円だが、「FI-S1500」の市場推定価格は4万9800円。高価にもかかわらず、2位に入った。
3位はフラットベッド型で、エプソンのColorioScanner「GT-S620」が9%だった。センサーにCCDを採用し、深い被写界深度を実現。ガラス面とすきまが生じる書籍の中央部や立体物などでも読み取ることができる。市場推定価格は1万1000円。なお、トップ10をタイプ別にみると、シートフィード型は5モデル、フラットベッド型は4モデル、フィルム専用は1モデル。過半数をシートフィード型が占めた。
シートフィード型の動きは、スキャナ市場全体にも影響を与えている。1年前の09年2月の対前年同期比は、販売台数72.9%、金額67.6%と前年割れしていた。しかし、その後市場は徐々に回復し、12月は前年を超えた。10年1月には台数116.5%、金額116%と勢いをみせている。
主要なデジタル家電で販売台数・金額の前年割れが目立つ中、スキャナ市場は堅調に成長している。競合する複合プリンタの存在もあり、店頭では決して目立つ商材とは言えないスキャナ。こうした状況にもかかわらず市場が好転したのは、ユーザーのニーズに合った製品を提供する、という堅実なメーカー各社の取り組みが実を結んだといえそうだ。(BCN・井上真希子)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで127品目を対象としています。
*記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。
| 順位 | メーカー | 型番 | 品名 | タイプ | 発売月 | 販売台数 シェア(%) |
| 1 | キヤノン | CSLIDE 200 | CanoScan LiDE 200 | フラットベッド | 2008/08 | 15.1 |
| 2 | PFU | FI-S1500 | ScanSnap S1500 | シートフィード | 2009/02 | 11.8 |
| 3 | エプソン | GT-S620 | ColorioScanner | フラットベッド | 2008/09 | 9.0 |
| 4 | PFU | FI-S1300 | ScanSnap S1300 | シートフィード | 2009/11 | 7.3 |
| 5 | 浅沼商会 | CFS-2.5 | コンパクトフィルムスキャン35 | フィルム専用 | 2009/06 | 7.2 |
| 6 | PFU | FI-S1500-SR | ScanSnap S1500 楽2ライブラリパーソナルV5.0 セットモデル |
シートフィード | 2009/02 | 6.7 |
| 7 | キヤノン | DR-150 | imageFORMULA DR-150 | シートフィード | 2009/10 | 5.2 |
| 8 | キヤノン | CSLIDE700F | CanoScan LiDE 700F | フラットベッド | 2009/04 | 4.6 |
| 9 | エプソン | GT-X820 | ColorioScanner | フラットベッド | 2009/09 | 4.0 |
| 10 | PFU | FI-S1300-SR | ScanSnap S1300 楽2ライブラリパーソナルV5.0 セットモデル |
シートフィード | 2009/11 | 3.2 |
「BCNランキング」2010年1月 月次 <最大パネル>
2位はPFUのシートフィード型モデル、ScanSnap「FI-S1500」が11.8%でランクインした。文書内のキーワード検索やキーワードによる自動仕分け、マーカーで囲んだ部分を切り出すなど、PDFにした後の書類整理がしやすい豊富な機能を備える。同月のスキャナ全体の税別の平均価格は2万2200円だが、「FI-S1500」の市場推定価格は4万9800円。高価にもかかわらず、2位に入った。
(上から)キヤノンのCanoScan LiDE「CSLIDE 200」、PFUのScanSnap「FI-S1500」、エプソンのColorioScanner「GT-S620」
3位はフラットベッド型で、エプソンのColorioScanner「GT-S620」が9%だった。センサーにCCDを採用し、深い被写界深度を実現。ガラス面とすきまが生じる書籍の中央部や立体物などでも読み取ることができる。市場推定価格は1万1000円。なお、トップ10をタイプ別にみると、シートフィード型は5モデル、フラットベッド型は4モデル、フィルム専用は1モデル。過半数をシートフィード型が占めた。
シートフィード型の動きは、スキャナ市場全体にも影響を与えている。1年前の09年2月の対前年同期比は、販売台数72.9%、金額67.6%と前年割れしていた。しかし、その後市場は徐々に回復し、12月は前年を超えた。10年1月には台数116.5%、金額116%と勢いをみせている。

主要なデジタル家電で販売台数・金額の前年割れが目立つ中、スキャナ市場は堅調に成長している。競合する複合プリンタの存在もあり、店頭では決して目立つ商材とは言えないスキャナ。こうした状況にもかかわらず市場が好転したのは、ユーザーのニーズに合った製品を提供する、という堅実なメーカー各社の取り組みが実を結んだといえそうだ。(BCN・井上真希子)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで127品目を対象としています。
*記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。
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