また、iPhoneのカメラで撮影した顔写真を登録することもできる。「Address Book」には「顔写真BigSize」というフィールドがあるので、これを選択して写真を表示し(未登録の場合は「No Content」表示)、左下のボタンをタップすると現れるメニューから「Capture Media」を選ぶ。その後、自動的にカメラの画面に移るので、ここで写真を撮影するとデータベースへの顔写真登録は完了する、というわけだ。
今回は例として「連絡先」をもとに自動生成したデータベースを使用したが、ほかのiPhoneアプリとの連携を前提としたフィールドを追加する方法もある。住所やURLなど用途別のデータ型をもつフィールドを選択しておけば、タップするだけで住所の地図を表示したり、Webサイトにアクセスしたりできるデータベースが完成する。
前述したように、アドレス帳データベースから電話をかける、iPhoneで撮影した写真をそのままデータベースに登録する、といったiPhoneアプリとの連携が、iPhone版Bento最大の特徴だ。「Bento 3」の新機能であるiPhotoやiCalとの連携は、2010年1月現在サポートしていないが、それ以外のMac版Bentoで作成したデータベースはそのまま転送・同期するので、外出先でのデータベースビューアーとしてiPhoneやiPod touchを活用できる。見方を変えると、大量のデータを扱いやすいMac版Bentoでデータベース本来の基本作業を行い、外出先で使うiPhone版Bentoではそれを補完するという「適材適所」な使い方が望ましいといえる。
例えば、スプレッドシート(表計算ソフト)に保存する大量のデータをiPhoneで見たいときは、一度Mac版Bentoへデータをインポートしてから、同期によってiPhone版Bentoへと転送したほうがいい。Macに比べるとスプレッドシートを扱いにくいiPhoneでは、ページをめくる要領でレコード(作業単位)を切り替えるデータベースのほうが作業しやすいからだ。とはいえ、外出先でもデータ登録したいというニーズに応えられることも、iPhone版Bentoを利用するメリットだ。
以上のように、Mac版Bentoと組み合わせることで威力を発揮するiPhone版Bentoだが、いくつか改善すべき点もある。
まず、日本語ローカライズが完全ではないこと。試用した最新バージョン(v1.0.4)では、日本語を含むデータベースの同期と新規作成は問題なく処理できるが、メニューなど、ユーザーが頻繁に目にする部分の表記は英語のままだ。発売から半年以上経過していることを考えると、早急な対応が望まれる。
次に、全文検索に対応していないこと。データベース編集画面右上のソートボタンをタップした「Sort Order」画面にある「Display Fields」に登録したフィールドだけが検索対象となり、すべてのフィールドが検索されるわけではない。この設定に気付かず、検索してもヒットしない、とあわてるユーザも少なくないだろう。
さらに、検索のスピード。数十件程度のデータベースであれば、ほぼ待ち時間なく検索結果が現れるが、レコード数が千件を超えるあたりからレスポンスの低下が気になりはじめる。もともとiPhone OSはアプリケーションが自由に使えるメモリ空間が狭い。そこで、インクリメンタルサーチ(逐語検索)を使用しているので、やむをえない部分ではあるが、なんらかの方法で改良してほしいところだ。(ライター・海上 忍)
今回は例として「連絡先」をもとに自動生成したデータベースを使用したが、ほかのiPhoneアプリとの連携を前提としたフィールドを追加する方法もある。住所やURLなど用途別のデータ型をもつフィールドを選択しておけば、タップするだけで住所の地図を表示したり、Webサイトにアクセスしたりできるデータベースが完成する。
写真フィールドの編集で「Capture Media」を選択すれば、iPhone、iPod touch内蔵のカメラで撮影した写真をデータベースに格納できる
「適材適所」でデータベースを活用
前述したように、アドレス帳データベースから電話をかける、iPhoneで撮影した写真をそのままデータベースに登録する、といったiPhoneアプリとの連携が、iPhone版Bento最大の特徴だ。「Bento 3」の新機能であるiPhotoやiCalとの連携は、2010年1月現在サポートしていないが、それ以外のMac版Bentoで作成したデータベースはそのまま転送・同期するので、外出先でのデータベースビューアーとしてiPhoneやiPod touchを活用できる。見方を変えると、大量のデータを扱いやすいMac版Bentoでデータベース本来の基本作業を行い、外出先で使うiPhone版Bentoではそれを補完するという「適材適所」な使い方が望ましいといえる。
例えば、スプレッドシート(表計算ソフト)に保存する大量のデータをiPhoneで見たいときは、一度Mac版Bentoへデータをインポートしてから、同期によってiPhone版Bentoへと転送したほうがいい。Macに比べるとスプレッドシートを扱いにくいiPhoneでは、ページをめくる要領でレコード(作業単位)を切り替えるデータベースのほうが作業しやすいからだ。とはいえ、外出先でもデータ登録したいというニーズに応えられることも、iPhone版Bentoを利用するメリットだ。
Mac版Bentoで作成したデータベースを同期してiPhone版Bentoに取り込むと効率的
以上のように、Mac版Bentoと組み合わせることで威力を発揮するiPhone版Bentoだが、いくつか改善すべき点もある。
まず、日本語ローカライズが完全ではないこと。試用した最新バージョン(v1.0.4)では、日本語を含むデータベースの同期と新規作成は問題なく処理できるが、メニューなど、ユーザーが頻繁に目にする部分の表記は英語のままだ。発売から半年以上経過していることを考えると、早急な対応が望まれる。
次に、全文検索に対応していないこと。データベース編集画面右上のソートボタンをタップした「Sort Order」画面にある「Display Fields」に登録したフィールドだけが検索対象となり、すべてのフィールドが検索されるわけではない。この設定に気付かず、検索してもヒットしない、とあわてるユーザも少なくないだろう。
数十件程度のデータベースは高速に検索できるが、千件を超えたあたりからレスポンスの低下が目立ちはじめる
さらに、検索のスピード。数十件程度のデータベースであれば、ほぼ待ち時間なく検索結果が現れるが、レコード数が千件を超えるあたりからレスポンスの低下が気になりはじめる。もともとiPhone OSはアプリケーションが自由に使えるメモリ空間が狭い。そこで、インクリメンタルサーチ(逐語検索)を使用しているので、やむをえない部分ではあるが、なんらかの方法で改良してほしいところだ。(ライター・海上 忍)
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