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最も売れたノートPCはどれ? 2009年の市場を振り返る

2009/12/29 13:50

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 今年はWindows 7の発売に沸いたPC市場。このタイミングで新しいPCを手に入れようと考えている人も多いだろう。ノートPCに限って見てみても、後述する「CULV」搭載ノートという新しいカテゴリが登場し、来年も盛り上がりそうな雰囲気だ。そこで、まずは年納めということで、この一年を振り返って最も売れた機種を、「BCNランキング」をもとに紹介しよう。

 今回のランキングの集計期間は09年1月1日から12月27日まで。なお、集計時には製品のカラーバリエーションは合算するとともに、ネットブックは除外している。ネットブックのランキングは別記事を用意しているので、順位が気になる方はそちらをご覧いただきたい。

2009年 ノートPC シリーズ別 販売台数シェア トップ20
※集計期間:2009年1月1日-12月27日
順位 メーカー名 シリーズ名 型番 販売台数シェア(%)
1 富士通 FMV-BIBLO NF FMVNFD50 4.7
2 富士通 FMV-BIBLO NF FMVNFC50 3.8
3 NEC LaVie L LL550/TG 3.5
4 東芝 dynabook TX PATX66HLP 2.51
5 NEC LaVie L LL750/SG 2.50
6 NEC LaVie L LL550/SG 2.3
7 東芝 dynabook AX PAAX53JLP 2.2
8 NEC LaVie L LL700/TG 2.0
9 富士通 FMV-BIBLO NF FMVNFD70 1.84
10 富士通 FMV-BIBLO NF FMVNFC70 1.78
11 東芝 dynabook TX PATX65HLP 1.76
12 富士通 FMV-BIBLO NF FMVNFE50 1.73
13 ソニー VAIO type N VGN-NS52JB 1.6
14 東芝 dynabook EX PAEX35KLT 1.43
15 NEC LaVie L LL730/TG 1.39
16 東芝 dynabook TX PATX65JLP 1.323
17 NEC LaVie L LL370/SG 1.319
18 東芝 dynabook EX PAEX33JLP 1.30
19 東芝 dynabook EX PAEX33HLP 1.24
20 東芝 dynabook TX PATX66J2LP 1.18

「BCNランキング」 09年1月1日-12月27日 日次合算<最大パネル>
※ネットブックは除外して集計



 上位20製品を見ると、ほぼ富士通、NEC、東芝の3社が独占。わずかにソニー製品が1機種ランクインしているほかは、すべて3社いずれかの製品だ。1位を獲得したのは富士通の「FMVNFD50」。15.6型ワイド液晶を搭載したスタンダードモデルで、09年4月に発売された製品。新生活需要を取り込んで売り上げを伸ばしたことが、1位獲得の要因といえそうだ。

富士通「FMVNFD50」

 また、2位に入ったのは同じく富士通の「FMVNFC50」。こちらは08年12月発売の製品で、1位「FMVNFD50」の一代前のモデルにあたる。2製品とも、同社の一般ユーザー向け主力製品であるFMV-BIBLO NFシリーズ。最新モデルの「FMVNFE50」も13位にランクインしており、安定した支持を集めた。

FMV-BIBLO NFシリーズの最新モデル「FMVNFE50」

 トップ3最後は、NECの「LL550/TG」。こちらは09年4月発売のモデルと、やはり集計期間が有利にはたらくのか、昨年末もしくは今春発売のモデルが目立つ。

NEC「LL550/TG」

 メーカー別で見ると、上位20製品のうち、富士通が5製品、NECが6製品、東芝が最多の8製品、ソニーが1製品という結果になった。いずれの製品も、15-16型の液晶ディスプレイを搭載し、据え置きでの使用を想定しているスタンダードサイズだ。また、搭載OSで比較すると、最新のWindows 7を搭載した製品は、OS自体が10月発売だったこともあり、上述の富士通「FMVNFE50」のほかには19位の東芝「PAEX35KLT」の2製品のみだった。

 今年のノートPC市場は、新製品が出るたびにCPUが高性能になるのはもちろん、メモリやHDDの大容量化も進行。ハイビジョン映像を編集したり、地デジを録画したりといったユーザーニーズの多様化に応える高機能化が進んだ一年だった。

Windows 7

 そして、今年のPC市場の最大のトピックといえるのがWindows 7の発売。先述のように09年の年間機種ランキングにWindows 7搭載PCは2機種しかランクインしていないが、Windows 7搭載ノートPCの発売以降、市場には新たな変化が現れている。それが「CULV」といわれる超低電圧CPUを搭載したノートPCの登場だ。

 「CULV」とは「Consumer Ultra Low Voltage」の頭文字をとったもので、直訳すると「消費者向け超低電圧」ということになる。CULVプロセッサは、主にモバイルノートPCでの利用を想定したCPUで、低電圧・低消費電力で、PCの小型化に加えて長寿命化を図ることができるのが特徴だ。また、CULVプロセッサにはデュアルコアのものもあり、ネットブック向けのAtomと比較すると性能はワンランク上といえる。

東芝「dynabook MX」

 このCULVプロセッサを搭載したノートPCの発売が、今年の秋以降、相次いでいる。富士通の「LOOX C」、NECの「LaVie M」、東芝の「dynabook MX」などをはじめとして、各社ともネットブックとスタンダードノートの隙間を埋める製品として、ネットブックでは性能が少し物足りない、もしくは仕事でも使えるモバイルPCがほしいといったユーザーに向けて売り出している。08年のネットブック、09年のWindows 7に続き、2010年はCULVノートがPC市場をにぎわしてくれることに期待したい。(BCN・山田五大)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで127品目を対象としています。

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