何がスゴイGR3? 高級コンパクトデジカメの進化を夏の下町撮影で確かめた(1/4)
05年の登場以来、その軽快さと抜群の描写性能、そして所有欲を高いレベルで満たす高級な質感で熱狂的なファンを獲得してきたリコーの「GR Digitalシリーズ」。その三代目が8月5日発売の「GR Digital III」(以下、GR3)だ。従来のデザインや特性はそのままに、レンズや画像処理エンジン、CCDといった基本性能をブラッシュアップ。スナップカメラとして極めて正常な進化を遂げた。今回はこのGR3を、真夏の下町へと連れだし、スナップカメラとしての魅力、可能性を探ってみることにした。
GRシリーズの初代「GR Digital」は、抜群の描写能力と「持つ喜び」を感じさせるシックな質感、高い操作性などで、熱狂的なファンを獲得。同時に「高級コンデジ」というニッチな市場をあらためて切り拓いた。813万画素の1/1.8型CCDに28mm(35mmフィルム換算、以下同)・F2.4のGRレンズを組み合わせ、多彩なカスタマイズ性や直感的な操作性能で、多くのユーザーが「撮る喜び」を実感したことだろう。
07年にはSDHC対応、有効1001万画素の1/1.75型原色CCD、デジタル水準器を搭載した「GR Digital II」(以下、GR2)が登場。初代の高い完成度をさらに深く追求したことで従来以上に多くの中-上級ユーザーを獲得。また、GRシリーズ独自の魅力は流行に敏感な若者たちも新たなファン層として獲得、その存在をより確かなものとした。
そしてGR2から2年越しで発表されたGR3。初代から変わることのないスナップカメラとしての思想をしっかり受け継ぎ、28mm・F1.9の新GRレンズ、新たに設計した暗所に強い有効1000万画素の1/1.7型CCD、新型画像エンジン「GR ENGINE III」といった新コンポーネントを備えて登場してきた。
特に28mm・F1.9というレンズは現存するコンデジの中でトップクラスの明るさを誇るレンズであり、撮影の幅を大きく広げてくれる。また、新設計のCCDは、画素数を敢えて据え置き、高感度化を追求することでトータルな画質向上を目指すというリコーならではの思想に基づく進化を遂げている。これにより、ノイズの少ないなめらかな画像を、ISO200時で従来機のISO100と同等の画質で実現している。同時にダイナミックレンジも拡大されており、従来機と比べて白飛びが少なくなっているという。
また、GR Digitalと言えば、直感的な操作性と多彩なカスタマイズ性も忘れてはならない大切な要素だ。もちろんGR3でもその点は変わらず、基本的な操作はGR2と同じだ。初代やGR2から移行した場合でも、ほぼマニュアルなしで使いこなすことができるだろう。
大きな進化を実感するのはカスタマイズ性の部分。特に撮影設定を登録しておき、撮影時にダイヤル操作で適宜呼び出せるマイセッティングは、従来の2つから3つへと増え、さらに使いやすくなった。さらにメニュー画面内の「マイセッティングBOX」を使えば、最大6つまでの撮影設定が保存可能。また、ボタンにAFモードやISO感度変更、露出補正、AF/AEロックといった任意の機能を割り振れるファンクションボタンも従来の1つから2つへと増え、利便性が大きく向上している。
目に見えない使い勝手も進化している。GR3では、プレAFにより、シャッターボタンを半押ししなくても、被写体の動きに応じてフォーカス駆動を調整することで合焦時間を短縮。使ってみると確かに小気味よく動作し、暗所でも合焦に迷うことがなかった。また、シャッターボタンを一気に押し込むことで、設定した距離(1m/2.5m/5m/∞)にピントを固定する「フルプレススナップ」機能も注目だ。AF駆動を行わないので一瞬のシャッターチャンスを逃さない、スナップカメラを追求するGR3ならではの機能だ。
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リコー「GR DIGITAL III」
「持つ喜び」「撮る喜び」をしっかり味わえるカメラ、それがGR Digital
GRシリーズの初代「GR Digital」は、抜群の描写能力と「持つ喜び」を感じさせるシックな質感、高い操作性などで、熱狂的なファンを獲得。同時に「高級コンデジ」というニッチな市場をあらためて切り拓いた。813万画素の1/1.8型CCDに28mm(35mmフィルム換算、以下同)・F2.4のGRレンズを組み合わせ、多彩なカスタマイズ性や直感的な操作性能で、多くのユーザーが「撮る喜び」を実感したことだろう。
07年にはSDHC対応、有効1001万画素の1/1.75型原色CCD、デジタル水準器を搭載した「GR Digital II」(以下、GR2)が登場。初代の高い完成度をさらに深く追求したことで従来以上に多くの中-上級ユーザーを獲得。また、GRシリーズ独自の魅力は流行に敏感な若者たちも新たなファン層として獲得、その存在をより確かなものとした。
2年の月日を経て登場したGR3では何が変わったのか
そしてGR2から2年越しで発表されたGR3。初代から変わることのないスナップカメラとしての思想をしっかり受け継ぎ、28mm・F1.9の新GRレンズ、新たに設計した暗所に強い有効1000万画素の1/1.7型CCD、新型画像エンジン「GR ENGINE III」といった新コンポーネントを備えて登場してきた。
特に28mm・F1.9というレンズは現存するコンデジの中でトップクラスの明るさを誇るレンズであり、撮影の幅を大きく広げてくれる。また、新設計のCCDは、画素数を敢えて据え置き、高感度化を追求することでトータルな画質向上を目指すというリコーならではの思想に基づく進化を遂げている。これにより、ノイズの少ないなめらかな画像を、ISO200時で従来機のISO100と同等の画質で実現している。同時にダイナミックレンジも拡大されており、従来機と比べて白飛びが少なくなっているという。
さらに向上した操作性とカスタマイズ性
また、GR Digitalと言えば、直感的な操作性と多彩なカスタマイズ性も忘れてはならない大切な要素だ。もちろんGR3でもその点は変わらず、基本的な操作はGR2と同じだ。初代やGR2から移行した場合でも、ほぼマニュアルなしで使いこなすことができるだろう。
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マイセッティングが3つに増えたモードダイヤル
大きな進化を実感するのはカスタマイズ性の部分。特に撮影設定を登録しておき、撮影時にダイヤル操作で適宜呼び出せるマイセッティングは、従来の2つから3つへと増え、さらに使いやすくなった。さらにメニュー画面内の「マイセッティングBOX」を使えば、最大6つまでの撮影設定が保存可能。また、ボタンにAFモードやISO感度変更、露出補正、AF/AEロックといった任意の機能を割り振れるファンクションボタンも従来の1つから2つへと増え、利便性が大きく向上している。
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背面のファンクションボタンが2つに増加
目に見えない使い勝手も進化している。GR3では、プレAFにより、シャッターボタンを半押ししなくても、被写体の動きに応じてフォーカス駆動を調整することで合焦時間を短縮。使ってみると確かに小気味よく動作し、暗所でも合焦に迷うことがなかった。また、シャッターボタンを一気に押し込むことで、設定した距離(1m/2.5m/5m/∞)にピントを固定する「フルプレススナップ」機能も注目だ。AF駆動を行わないので一瞬のシャッターチャンスを逃さない、スナップカメラを追求するGR3ならではの機能だ。
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