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「高機能全部入り」デジ一眼、ペンタックス「K-7」を使って(1/4)

2009/08/05 16:00

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 高画質・高性能なデジタル一眼レフカメラは、大きく、重くて、高くてなかなか手が出ない……。そんな思い込みをみごとに裏切ってくれる名機が、6月27日に登場した。ペンタックスの「K-7」だ。その小さなボディには、驚くべき高性能が「これでもか」と詰め込まれていた。撮るほどに手に馴染み、撮影が楽しくなってくるカメラ「K-7」。試用して感じた率直な印象をまとめた。

小さく軽く価格も中級機並み、しかし視野率約100%は立派



 「*ist D」シリーズでスタートしたペンタックスのデジタル一眼レフカメラはその後、「Kシリーズ」に引き継がれた。現在販売されているのは、若いママを意識して“小さく・簡単・きれい”を追究した「K-m」と、小型ながらもハイスペックを実現させた「K-7」の2つの機種に絞られている。

ペンタックス「K-7」作例

試用したペンタックス「K-7」と4本のレンズ。レンズは左から、「DA★55mm F1.4 SDM」「DA15mm F4ED AL Limited」「DA★50-135mm F2.8ED [IF]SDM」「DA18-55mm F3.5-5.6AL WR」(K-7本体に装着)

 ペンタックスのデジタル一眼の頂点に君臨する「K-7」は、豊富な機能が特徴だ。撮像素子には有効約1460万画素のCMOSを採用。撮像素子シフト式の手ブレ補正機能を搭載し、シャッター速度換算で最大約4段分の効果を発揮する。さらに、超音波振動で撮像素子に付いたゴミをふるい落とす「ダストリムーバブルII」も搭載。視野率約100%の新設計光学ファインダーもウリだ。(関連記事:HOYA、小型ボディに高い堅牢性を備えるデジタル一眼、動画撮影にも対応

 設定可能なISO感度はISO100~3200(カスタム設定で最高ISO6400まで)、最高で毎秒約5.2コマの連写が可能。さらに1280×720ピクセルのHD動画を30fpsで撮影できる機能も備えている。動画撮影中もAEによる露出制御と手ブレ補正機能が作動する。背面の液晶モニタは3.0型・約92万ドットと大型で高精細。記録媒体にはSD、SDHCカードを使用する。デジタル時代になって、シビアになった「水平」出しを自動的に行う「自動水平補正機能」もユニークな機能だ。

ペンタックス「K-7」作例

多彩なモードダイヤル。「Sv」は「感度優先モード」。ISO感度に合わせシャッター速度と絞り値が自動的に変化。「TAv」は「シャッター&絞り優先モード」。シャッター速度と絞り値に合わせISO感度が自動的に変化

 「K-7」の重さは、ボディのみで約670g。ニコンの「D90」が約620g、キヤノンの「EOS 50D」が約730gだから、「K-7」は他社の中級機に近い重さだ。しかし「K-7」は、一眼レフカメラにおける“最高級機の証”ともいえる「ファインダー視野率約100%」を達成している。このことからも、そうしたカメラよりワンランク上の製品ということができる。

 「ファインダー視野率約100%」というのは、ファインダーで見たまま、ほぼそのとおりの範囲でそのまま撮れる、ということだ。「なんだそれだけのこと」と思う人がいるかもしれないが、これを達成するには極めて高度な光学設計の技術が必要になってくる。

 最近のデジタル一眼なら、ライブビューを使えば、視野率はほぼ100%で撮影できる。コンパクトデジカメも同じだ。問題は、光学ファインダーを覗いた場合に、そのままの範囲が撮影できるかどうかだ。現在は、プロ向けかハイアマチュア向けのわずかな高級機でしか視野率100%は実現していない。

 つまり、ほとんどのデジタル一眼は、ファインダー視野率が100%に満たない。そのため、しっかりと構図を決め、フレーミングは「完璧!」と思ってシャッターを切っても、ファインダーでは見えていなかった部分にあった余分なものが写り込んでいる、ということが起こってしまう。まあ撮影後にトリミングすればすむ問題だ。しかし、シャッターを切る瞬間に自分が見た世界と、撮れた写真が完全に一致しているというのは、やはり重要なことだと思うのだ。

 ファインダー視野率100%を達成するには、製造時の組み付け精度も要求される。当然コストもかかるので、高額な最高級機にしか搭載されてこなかった。しかし、「K-7」は、レンズキットで13万円前後と安価ながら実現してしまったのである。これは快挙と言うほかない。

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