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ノートPC市場を席巻したミニノートPC、08年を振り返ってみると……(1/2)

2008/12/27 08:00

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 今年、とにかく注目を集めた10.2型以下のモバイルノートPC「ミニノートPC」。「5万円ノートPC」「ミニPC」「UMPC」とも呼ばれ、さまざまなメディアに取り上げられ、08年を象徴するデジタル製品でもある。そこで「BCNランキング」で、ミニノートPCの1年間の動きを追ってみた。

ミニノートPCの軌跡 ターニングポイントは熱い夏!!



 ミニノートPC市場の火付け役であるASUSTeK Computer(ASUS)の「Eee PC 4G-X」が今年の始めに発売。08年1月を基準にした販売台数の指数推移では、1月-6月の08年前半は約150%前後で推移していた。その後7月に427.4%と大きく販売台数を伸ばし、その後は右肩上がりで推移。08年11月には588.2%にまで成長した。(関連記事:「Eee PC」が大人気、発売から3日で1万台を完売、次の入荷は2月中旬か?)


 7月に大きく伸びているのは、家電量販店と通信会社イー・モバイルは、「100円PC」を販売するキャンペーンを実施したことによる。これは「Eee PC」と通信端末をセットで購入し、さらにキャリアとの契約を同時に行ったユーザーに、「Eee PC」を100円で販売するというもの。

 この「100円PC」キャンペーンは、100円玉をかたどったPOPを使い店先で大々的に告知され、ミニノートPC市場拡大の大きな要因となった。特にこのキャンペーンで、主婦や学生などの心を掴まえることに成功し、ユーザー層が広がった。6月に145.8%だったミニノートPC市場は7月に一気に427.4%までに跳ね上がった。

 さらに8月には日本エイサーが「Aspire one」を引っさげ、ミニノートPC市場に参入。「Aspire one」は、記録媒体にSSDを搭載した「Eee PC」シリーズとは別路線のHDD採用モデルで、「Eee PC」シリーズでは記録容量が足りないと不満を感じていたユーザー層を取り込むことができた。(関連記事:ダントツ「Aspire one」、ミニPCランキングで発売直後にシェア51.1%を記録

 また、「Eee PC 4G-X」に比べ、液晶サイズが8.9型と大きく、また、周辺光の乱反射を低減するテクノロジーを採用しているため、屋外でも見やすい。デザインやスペック面で好評で、エイサーは8月のメーカー別販売台数シェアで29.9%を獲得した。ミニノートPC市場の底上げにも貢献しており、販売台数指数は427.4%まで伸張した。

 ミニノートPC市場は10月にやや停滞したものの、順調な右肩上がりで推移している。12月には1月に比べ、8倍程度の市場規模になりそうだ。

 ノートPC市場全体の中でミニノートPCが占める割合も増えている。08年1月では4.4%しかなかったが、7月には17.3%、エイサーが市場参入した8月は2割を超えた。夏以降も25%前後のシェアをキープしており、ノートPC市場全体でも、ミニノートPCの影響力の大きさが伺える。


メーカー別年間ランキング 今年ミニノートPC市場をけん引したのは……



 少し気が早いが、08年年間ランキングをチェックしてみよう。データは08年1月1日から12月15日までのデータを使用し、暫定的な年間ランキングとする。まずはメーカーランキングから。


 1位は、今年1年間ミニノートPC市場をけん引し続けたASUS。販売台数シェアは48.5%。ASUSはこの1年間に「Eee PC」を6シリーズ市場に投入している。SSD搭載モデルだけではなく、HDD搭載モデルも用意したり、液晶ディスプレイのサイズも7型から10.2型まで幅広くカバーするなど、ユーザーのニーズに合った製品を定期的に発売することで高いシェアを獲得した。

次のページ:カラーバリエーションを合算したシリーズ別ランキング

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