みんなでワイワイがネット式
―映像メディアは長らくテレビに独占されてきました。「通信と放送の融合」が唱えられていますが、みなさんはどう捉えておられますか。
木野瀬 ネットがいくら発達しても、テレビ局の圧倒的な資金力とコンテンツ制作力には到底太刀打ちできない。はたしてネットがテレビ局と張り合うことにメリットがあるのかどうかも疑問ですね。ニコニコの始まりは、YouTubeの動画の上にコメントをつけて楽しむというものでした。友だちが集まっていっしょにテレビを見る感覚です。コミュニケーションを通じて“じゃあ今度は自分たちでおもしろい動画をつくろう”というのが今のニコニコの流れ。映像だけならテレビで十分。
黒田 ブロードバンド時代になって、ネットの有料配信が盛んに行われていますが、テレビにはかなわないでしょう。“ガンダム”級の人気コンテンツでもネットだけでペイさせるのは困難。やはりテレビで放映し、知名度を高め、DVDや関連グッズをたくさん販売するビジネスモデルを補完する位置づけでしかないと思います。
伊織 ニコニコのユーザーは、若年層が多いためか、反骨精神が旺盛。お仕着せのものは嫌いで、みんな知らないだろうというニッチなコンテンツをどこかから引っ張ってきて、それをベースに二次創作、三次創作を楽しむ傾向が強い。みんなでわいわいコンテンツをつくるのが楽しいんですよ。これって、一方通行の放送とは相容れませんよね。
後藤 イギリスでの事例なんですが、マイスペースのユーザーに映画の脚本、監督、サウンドの募集をかける。映画の制作はマイスペース上でやりますので、ユーザーみんなが「ああでもない、こうでもない」と参加する。できあがった作品はあらかじめ提携した配給会社を通じて上映します。そのときには映画を見たいというユーザーがマイスペース上に山ほどいるんです。これの応用で行けば放送事業者とも組めますよ。
安藤 BCCKSでもユーザーのすぐれた作品に、出版社から出版したいとオファーがくるケースがあります。今後はもっと積極的に作品を公募し、優秀作品を書籍化してオフラインの市場に出していくことを考えています。長く続く出版不況のなかで、個人が秘める才能の発掘は、出版業界にとってもメリットが大きいはずですから。
阿部 例えば、ユーザーが制作した映像コンテンツをオークションにかけて、視聴者が購入するというモデルもありかもしれませんね。プロの世界におけるDVDの販売とは違って、あくまでも制作者に対する“支援”という意味合いですので、大きな金額にはならないと思いますが、制作者がなんらかの収益を得られる仕組みづくりも大切です。
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- 【トピックス】…MySpaceユーザーがMySpace上で1つの映画をつくる、というプロサンプションビジネス
こんにちは。大広の梅田です。 前回まで「コミケと出版業界の関係と今後の可能性」や「pixivコモンズ」の話題がかなり長く続いたので、ちょっと一休みも兼ねて、トピックスのご紹介。...
プロサンプション研究ブログ - 2008-10-29 23:20:47





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