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ポッドキャスティング完全対応がミソ? 「iLife '06」出足好調

2006/02/21 23:55

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 アップルが2月に発売したばかりのMac用純正ソフト「iLife '06」が好調だ。「プロのクリエイティブワークを手軽に実現する」機能がユーザーに支持されてか、「BCNランキング」ビデオ関連ソフト部門で、すでに4週連続で1位を獲得。今回は首位独走中の「iLife '06」を中心に、ビデオ関連ソフトの動向についてまとめてみた。

 アップルが2月に発売したばかりのMac用純正ソフト「iLife '06」が好調だ。「プロのクリエイティブワークを手軽に実現する」機能がユーザーに支持されてか、「BCNランキング」ビデオ関連ソフト部門で、すでに4週連続で1位を獲得。今回は首位独走中の「iLife '06」を中心に、ビデオ関連ソフトの動向についてまとめてみた。



●iPodから生まれたポッドキャスティングにフル対応した「iLife '06」

 「iLife '06」は、写真の管理や編集の「iPhoto 6」、動画編集の「iMovie HD 6」、DVD作成の「iDVD 6」、音楽制作の「GarageBand 3」、Webページ作成の「iWeb」の計5つのソフトからなる、デジタルライフスタイルの統合アプリケーションだ。

 4回目のバージョンアップとなる「iLife '06」では、ポッドキャスティングデータの作成を中心に機能を充実。HTMLの知識なしに簡単にホームページが作成できる「iWeb」が加わり、アップルが運営する有料ストレージサービス「.Mac」との連携が強化された。

 たとえば、「GarageBand」では、従来の音楽作品の制作だけでなく、ポッドキャスティングにも対応。「iWeb」を使った番組配信や「iMovie」と組み合わせたビデオポッドキャスティング用データの作成や配信も行えるようになった。「iPhoto」には、.Macを利用してアルバムを公開すれば、家族や友人と写真を共有できる「フォトキャスティング機能」を追加。従来のMacを中心としたクリエイティブワークから、インターネットを通じて外へ広く作品を公開できる環境が整った。

 そもそも「iLife」は、UNIXベースの新OS「Mac OS X」に搭載されていた各種バンドルソフトがはじまり。2003年、それらに「GarageBand」を加えて「iLife」と名づけてパッケージ販売を開始した。以降、すべてのMacには、出荷時点での「iLife」の最新版がプリインストールされており、パッケージ版は既存ユーザーのアップグレード向けとなっている。「iLife '06」も、パッケージ版に先行して1月の発表直後からMac本体へのプリインストールやソフトウェアDVD-ROMの同梱がはじまっていた。

 05年は、1月末に前バージョン「iLife '05」を発売した。今年は、2月から順次出荷開始とアナウンスしていたが、一部店舗では1月27日頃から店頭に並んでいたようだ。実際、「BCNランキング」でも、1月第4週(1月23日-29日)に初の1位を獲得し、その後、2月第3週(2月13日-19日)まで、4週連続で1位をキープしている。シェアは、2月第1週(1月30日-2月5日)の17.0%をピークに、11.3%、10.4%と徐々に下降しているものの、しばらくダントツのポジションは続きそうだ。

●2位には異色の「ロケフリ」用ソフト、3位以下はシェア3%未満の激戦

 ここで「ビデオ関連ソフト」の守備範囲について簡単に説明しておこう。「BCNランキング」では、店頭でパッケージ販売されているパソコンソフトを、OS、セキュリティソフト、携帯電話ソフトなど、機能別にジャンルを分けて集計しているが、動画編集ソフト、DVD再生ソフト、DVD作成ソフト、アニメーション作成ソフトなど、ビデオや映像に関わる機能が含まれているソフトを「ビデオ関連ソフト」と分類している。「iLife」は、動画編集の「iMovie」やDVD作成の「iDVD」を含むことから、「ビデオ関連ソフト」として分類されている。

 同じ「ビデオ関連ソフト」の3位・4位には、ソースネクストの低価格ソフトが入った。3位の「B'S RECORDER GOLD7 BASIC」はCD/DVDライティングソフト、4位の「PowerDirector EXPERT」は動画編集・DVD作成ソフト。5位には、3位の「B'S RECORDER GOLD7 BASIC」の最新バージョン「B's Recorder GOLD8 BASIC」もランクインしている。「B's Recorder GOLDシリーズ」をはじめ、6位の「Easy CD & DVD Creator 8 日本語版」、7位の「Toast7 Titanium」などは、いわゆるCD/DVDライティングソフト。OSの標準機能では対応できない、高度なCD/DVDライティングが行える各社のソフトに分散して人気が集まっている。

 一方、2位にランキングされたのはソニー「ロケーションフリープレイヤーPC用(LFA-PC2)」。通信ネットワークによって、自宅のAV機器の映像を外出先や別の部屋で見られるようにする「ロケーションフリーベースステーションパック(LF-PK1)」用のパソコンソフトだ。製品には30日間の試用版がバンドルされているが、それ以上継続して利用するには、このパッケージ版を購入する必要がある。なお、ソニーの携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」との組み合わせのみで使用する際には、別途ソフトを購入する必要はない。

 さらに、動画や静止画、音楽、ポッドキャストなどをPSPに転送できる、メディア変換・転送ソフト「Media Boss for Windows」も7位にランクイン。iPodで再生できるムービーを生成できるビデオファイル変換ソフト「InterVideo iVideoToGo for iPod」なども今年に入って発売されており、これまでとは違うタイプの「ビデオ関連ソフト」の登場も目立つようになってきた。

●ソフトをアップグレードしよう!

 05年1年間を通じての「ビデオ関連ソフト」ナンバー1メーカーは、パソコンソフトのコモディティ(日用品)化を標榜し、1980円という低価格製品中心の戦略を推し進めるソースネクスト。続いて、ユーリードシステムズ、ライブドアの順だった。シェアはソースネクストが全体の2割近い19.3%、2位のユーリードシステムズでも11.6%、3位以下ですでに10%を切り、多くのメーカーが並んでいる状態だ。

 直近の2月第3週のデータでは、新ソフト「iLife '06」発売直後のアップルが2位に浮上。一方、こうした変動とは関わりなく、1位のソースネクスト、3位のユーリードシステムズは、05年とほぼ同じシェアを保っている。



 ビデオ関連ソフトに分類されるソフトは、パソコンにプリインストールされていたり、TVキャプチャーボードやDVDドライブなどのPC周辺機器にバンドルされているものが多い。ただ、それらのソフトは往々にして機能制限があったり、バージョン古いままだったりする。とりあえず現状では使えているからと、そのままの状態で使い続けることが多いのではないだろうか? なかなかお金を払ってバージョンアップをしようとは思わないものだ。

 確かに、アップルの「iLife」のように進化の度合いがわかりやすいソフトなら、多少の料金を払ってでも購入しようという気になる。ところが多くのソフトは「何が変わったのか」がわかりにくく、バンドルされたままの状態で放置されがちだ。しかし、バージョンアップすることで、意外に利用環境が大きく改善されることもある。バンドルソフトのバージョンアップは、たとえ有料であっても一度は検討してみたい。



*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など18社・2200を超える店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。

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